あなたがキャバクラでモテる本当の理由。



ドラッカーの「マネジメント」にある、次の問いに対するホステスとしての答えとは?


成功を収めている企業の成功は、「われわれの事業は何か」を問い、その問いに対する答えを考えを明確にすることによってもたらされる。(マネジメントP23)

それは、ある銀座ママの書いた本に答えを見つけた。


「ホステスは弱者の立場を売る仕事である。」


この言葉だけ聞いても何かピンときませんよね。


この銀座のママさんは、男性はホステスのサービスにお金を払ってるんじゃない、と言います。


では、いったい何に対してお金を払っているんでしょう?


男は「自分の強さ」を証明するためにお金を使う。


これが銀座ママの答えだ。


自分の強さを証明したいという欲求、要するに他者に認められたいという承認欲求がそこにはある。


日ごろから「自分の強さ」を証明できてるような人(本物のリア充)は、いくらホステスがチヤホヤしたところで何も感じない。


では、どういう男がキャバクラにはまっていくかというと、


「強い男、成功した男」ではなく、「強い男、成功した男」と思われたい男性、「強い男、成功した男」を演じたいと思っている男性だ。


自分では「強い男、成功した男」だと思っているのに、社会からはそう評価されていない。


常連になるのはそういった男性だと銀座ママは語る。


これには本当に説得力を感じる。


昔からモテる人生を歩んできたイケメンや周りから認められている本物の成功者はアホみたいな金の使い方はしないと言いたいわけだ。


男性の大多数は「おれより上の男はたしかにいる。でも、おれは女よりえらい」と信じている。


職場でも家庭でも、強い男として認められないというコンプレックスを抱える男は山ほどいるだろう。


そんな残念な男達の「最後の一線」を守って差し上げるのがホステスの使命なんだ。


だから、


客がどんなにショボい口だけハッタリ野郎でもホステスは「弱い女」を演じ、強い男を引き立ててやる必要があるわけだ。


そのお店で、気持ちよく自分の強さを証明できれば客は喜んで金を払う。


これが、数千円の酒が数万円で売れる理由だ。


しかしながら、多くのホステスはこのことを理解してはいない。


もちろん今のリカちんもまったく理解していない。


昔からかわいくて、回りからチヤホヤされてきた女ほど相手より下の立場で接することが出来ない。


酔っ払いの武勇伝をアホらしくて何時間も聞いてられないからだ。┐(-_- )┌


プライベートでは数多くのイケメン友達がいるし、本物の街の荒くれ者も知っている。


そんなホステス達が、コンプレックスをバネに成功した半端者の武勇伝や自慢話を黙って聞いていられるだけの忍耐力なんかあるはずがない。


弱者の立場で接するどころか、むしろ、こんなしょーもない場所に来るような、程度の低い半端成功者に


「私を口説き落とせるとでもおもって?バカじゃないの」


と思ってしまい、徹底的に弱者の立場を貫き通せないんだ。





どんなことがあろうとも、ホステスの立場は相手より下でなければならない。(ドmの客など例外もあるだろうが)


逆を言えば、ホステスは自分のプライドを切り売りしていると言ってもいいかもしれない。


プライベートだったら絶対に口もきかないようなショボい連中の自己顕示欲を満たしてあげることが、ホステスの仕事であるとしっかり理解できれば、自分のプライドを売ることに少しは抵抗なくなるんじゃないだろうか。


ホステスは自分のプライドを売って頑張っている、と考えれば、毎日リカちんが失ったプライドを回復させてやるのが僕の役目なのかもしれないな。


そういえば、客からメールアドレスを必ず聞け!と指示しても、


断られるのが辛いから、嫌だ。って言ってたっけ。


今まではずっと男のほうから連絡先を聞かれる立場だったのに、自分から聞きたくもない奴の電話番号を聞かなきゃない悔しさったらないだろう。


今はかろうじて、僕の期待に答えるために連絡先を聞いていると自分にいいきかせ、プライドのバランスをとっているんだろうな。


とにかく早くリカちんにはホステスの仕事とは何かをしっかり理解してもらい、僕と共通意識をもってもらいたいと思っている。


今、いっぺんに沢山のことを教えても混乱するだけなので今出している課題、メアド10件をクリアしたらこの件をリカちんとじっくり話し合いたいと思う。


プライドずたずたになるかもしれないけど一緒に頑張ろうな。りかちん。



この記事は「僕の彼女をNo.1キャバ嬢にするまでの奮闘記」の記事です。