いまどき会社でやる気ある若者っているの?どんだけ情弱だよwww

「新・ぶら下がり社員」を支配する3つの“あきらめ”


新・ぶら下がり社員はなぜ頑張れないのか?


長引く不況からくる日本経済の閉塞感から、こういった話題が世間の注目を浴びるようになってきたけど、僕はそのずっと前からむしろどうしてそんなに頑張れるの?って思ってたね。


企業勤めしているサラリーマンに、どこからそのモチベーションが沸いてくるのか?



本当に不思議でならなかった。


今の若者が「会社を辞める気はない。でも、会社のために貢献するつもりもない」と思うのは必然だと思う。



人をやる気にさせる方法として「アメとムチ」の法則がある。


相手が望ましいことをしたらアメ(報酬)を与え、望ましくないことをしたらムチ(罰)を与える。


行動心理学の基本とされるのだが、アメを与えるタイミングやムチを与える量を間違えると、かえって人の意欲をそいでしまうらしい。


たとえば、


T字路の迷路に入れたネズミを「右方向にだけ、進みたがるネズミ」に育てたい場合、右側に好物の餌(アメ)を与え、左には電気ショック(ムチ)を与えればよい。


ところが、電気ショックを強めに設定するとどうなるか?


突然のムチに怯えて完全にその場でうずくまり、まったく動かなくなってしまうらしいんだ。


ようするにムチを恐れてトライすること自体を断念し、リスクを冒してまでアメを取りに行こうとする意欲がすっかり吹き飛んでしまったという結果だ。


じっとしていたほうが、生物として適応的だという判断をネズミが下したわけだ。


今、日本が抱えている問題にも同じことが言える。


組織からはみ出した場合のリスクがあまりにも大きすぎる。


一度リストラされたら再就職は至難の業。


解雇規制が強すぎて人材の流動化がまったくない閉塞感に満ちた現状では、リスクを冒してまで夢を追う意欲が沸いてくるはずもない。


要するに今の日本では夢(アメ)とそれに伴うリスク(ムチ)のバランスが極端に悪い(と多くの人が思っている)のだ。


会社の外に夢を求めればそれなりにリターンがあるとは思うけど、会社内で夢や目標を持てって言われてもそりゃ無理があると思うな。


会社辞めりゃ大きなリスクが待ち受けていて、会社から与えられるアメ(報酬)が割に合わないものだとしたら、新ぶら下がり社員は正しく社会に適応していると言わざるを得ないな。


会社勤めしてて夢もって働けって言うほうが無理があると思う今日この頃。